インドネシア発の配車・配送サービス大手ゴジェックは23日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で一部サービスを停止するのに伴い、社員の約9%に当たる430人を解雇すると発表した。地元メディアが伝えた。
今回停止するのは、マッサージ師や清掃員の派遣など。社会的距離を保つのが困難なサービスのためとしている。
ゴジェックはスマートフォンのアプリを通じ、バイクや車の配車、料理の宅配などさまざまなサービスを低価格で提供して急成長した。200万人以上のバイク運転手をパートナーとしている。
ゴジェックには米グーグルや中国IT大手、騰訊控股のほか、日本企業では三菱商事と三菱自動車が共同で出資。今月3日には米交流サイト大手フェイスブックと米決済サービス大手ペイパルからの出資受け入れを発表していた。(共同)