パリ市長目指し女性3候補が火花 マクロン与党大苦戦

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アニエス・ビュザン前フランス保健相(ロイター)

アニエス・ビュザン前フランス保健相(ロイター)
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 【パリ=三井美奈】フランスで28日に行われる統一地方選の決選投票に向け、パリ市長の座を争う女性3候補が25日、テレビ討論に臨んだ。マクロン大統領が自ら擁立した与党「共和国前進」の公認候補、アニエス・ビュザン前保健相(57)が大苦戦している。

 統一地方選は、各党が首長候補を擁した名簿で争う比例選。パリでは第1回投票の結果、29%を得票した社会党の現職、アンヌ・イダルゴ市長(61)、23%だった保守系野党「共和党」のラシダ・ダチ元法相(54)、17%だった共和国前進のビュザン氏の3人が市長候補として、決選投票に進んだ。

 イダルゴ氏は新型コロナウイルス対策で環境への意識が高まる中、「自転車専用路を全市に張り巡らせる」「セーヌ川を浄化し、泳げるようにする」などと公約し、有利に選挙戦を進めている。ビュザン氏はテレビ討論で、「今のパリ市はゴミだらけ。ネズミがいっぱいだ。私はパリを清潔にし、リサイクルを進める」と現政権を批判した。

 ビュザン氏は医師で、3年前のマクロン政権発足時、保健相に就任。2月に新型コロナ対策を進めているさなか、共和国前進の市長候補がスキャンダルで出馬辞任に追い込まれ、マクロン氏に後継者として担ぎ出された。同党は造反候補が出て分裂選挙になったこともあり、伸び悩んでいる。

 統一地方選の第1回投票は3月15日に行われた。3月22日に決選投票が行われるはずだったが、新型コロナによる都市封鎖で約3カ月延期された。パリ地方選は、第1回投票で10%以上を獲得した候補者名簿が決選投票に進む仕組みで、市議、区議を同時に選ぶ。

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