NECは6日、平成30年から進めてきた日本の千葉県南房総市とグアムを結ぶ約2700キロの海底ケーブルの敷設を完了し、発注元の米企業に引き渡したと発表した。既に敷設済みのグアム-オーストラリア間の海底ケーブルと接続し、日本とオーストラリア、米国とアジア間の通信需要の増加に対応する。
今回は欧州のアルカテル・サブマリンネットワークスと共同で受注。海底ケーブルは米TEサブコムとNEC、アルカテルの日米欧の3社が世界シェアの大半を握っている。ただ中国が海底ケーブルの通信網拡大に関心を強めているとされ、データを巡る攻防の舞台となっている。