5月の消費支出16・2%減 2カ月連続落ち込み最大





総務省=東京都千代田区(斎藤浩一撮影)

 総務省が7日発表した5月の2人以上世帯の家計調査によると、1世帯当たりの消費支出は25万2017円で、物価変動を除いた実質では前年同月比16・2%減だった。4月に続き、比較可能な平成13年1月以降で過去最大の落ち込みとなった。新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言の発令に伴い、外出自粛や営業休止が続いたことが響いた。

 マイナスは8カ月連続だった。改元に伴う10連休があった前年の反動もあり、減少率が拡大した。経済活動が再開し始めた6月はいったん持ち直すとみられるが、個人消費が本格的に回復に向かうかは不透明な状況だ。

 これまでは緊急事態宣言が全国に出された4月の11・1%減が過去最大だった。



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