厚生労働省は7日、九州の豪雨被害の影響で、熊本、鹿児島両県で2100戸以上が断水し、応急給水を実施していると明らかにした。医療機関や福祉施設の浸水被害も相次ぎ、同省は熊本県に職員4人を派遣した。
7日午前6時時点で断水の報告がなかった福岡、佐賀、長崎3県などの被害状況も確認する。
医療機関では、熊本県の20施設が浸水などの被害を受けた。うち4施設が入院患者を他施設に搬送、残る16施設は電源車の派遣を受けて提供体制を維持する。また福岡県の1施設が浸水、鹿児島県の1施設が崩れた土砂で一部損壊した。
福祉施設では、熊本県八代市や人吉市など県内10市町村の56施設が浸水被害などに遭った。