横浜のスーパーで食料品盗む　容疑の巡査長を現行犯逮捕

　神奈川県警監察官室は１０日、スーパーマーケットで食料品１４点を盗んだとして、窃盗の疑いで、同県警相模原署地域課の巡査長、塚辺祐樹容疑者（３４）＝横浜市緑区中山＝を現行犯逮捕したと発表した。「盗むつもりはありませんでした」と容疑を否認している。

　逮捕容疑は９日午後７時４５分ごろ、同市旭区上白根の商業施設内のスーパーマーケットで、菓子パンなど食料品１４点（販売価格計約１８００円）を盗んだとしている。

　同室によると、店内で塚辺容疑者が同店の買い物かごとは異なるかごを持って買い物をしていたことから、男性店員が怪しんで様子を見ていた。その後、塚辺容疑者がレジを通らずに店から出たため、男性店員が取り押さえて現行犯逮捕。通報で駆け付けた同県警旭署員に引き渡した。

　塚辺容疑者は「車に財布を置き忘れていたので、財布を取りに行くために外に出た」と話しているという。事件当日は休みだった。

　同室の重江光一室長は「県民の皆さまに深くおわび申し上げる。調査結果を踏まえて厳正に対処する」とコメントした。