16日午前の東京株式市場の日経平均株価は反落した。新型コロナウイルス感染再拡大への警戒感や、前日の大幅高による利益確定売りが優勢だった。
午前10時現在は前日終値比64円15銭安の2万2881円35銭。東証株価指数(TOPIX)は3.66ポイント安の1585.85。
東京都で新型コロナの新規感染者が15日まで7日連続で3桁となった。国内感染者は緊急事態宣言の解除後で最多を更新し、経済活動停滞が改めて不安視された。15日に平均株価が約1カ月ぶりの高値を付けた反動で、利益を確定する売り注文も出た。
一方で、15日のニューヨーク株式市場は新型コロナワクチン開発への期待からダウ工業株30種平均が続伸し、東京市場でも株価を下支えした。