トヨタ、8月は国内工場の停止解消「新車需要、世界で回復傾向」





トヨタ自動車元町工場の生産ライン=愛知県豊田市元町

 トヨタ自動車は21日、新型コロナウイルスの影響で続けていた国内工場の稼働停止を8月は行わないと発表した。急減していた新車需要が「世界的に回復傾向にあるため」といい、4月から行っていた国内での稼働停止が解消される。

 7月は、国内全15工場のうち3工場で稼働停止を続けている。8月は、バス「コースター」などを生産する岐阜県の工場で夜間操業を一部行わないが、その他の工場は通常稼働となる。

 6月に今年の当初計画比で約60%に落ちていた国内生産台数は8月、同比約97%に戻す予定。海外生産台数も8月は同比約98%に回復する見込みという。

 トヨタの国内工場は、新型コロナ禍で6月には14工場で稼働停止を余儀なくされていた。世界でも一時20カ国以上に停止が広がったが、現在はベネズエラのみとなっている。



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