ロシアのプーチン大統領は26日、海軍戦艦に極超音速兵器や原子力魚雷などの新型兵器を配備し、戦闘能力を大幅に強化すると表明した。ロシア海軍の記念日に北西部サンクトペテルブルクで演説した。
米国が中距離核戦力(INF)廃棄条約を一方的に離脱するなどロシアとの2国間の軍備管理・軍縮体制の幕引きに動く中で、ロシアは新型兵器の開発を急ぎ、米国へのけん制を強めている。
プーチン氏は海軍強化のため「世界に類を見ない極超音速攻撃兵器、無人の海中兵器」を配備すると述べた。開発中の海上発射型の極超音速巡航ミサイル「ツィルコン」や新型原子力魚雷「ポセイドン」を念頭に置いた発言とみられる。(共同)