愛子さま初の海外公式訪問:ラオスの国花チャンパーに込められたメッセージ

天皇皇后両陛下の長女、愛子さまが11月に初の海外公式訪問としてラオスを訪れ、その優雅なご所作と心温まるお言葉は、在留邦人たちの心に深く刻まれました。特に、ラオスの国花「チャンパー」に触れられた際のご発言は、両国の絆を象徴するものとして大きな感動を呼びました。

チャンパーの花、日本とラオスの架け橋に

ラオス訪問中の晩餐会で、愛子さまは「チャンパーの花」について言及され、深い感銘を与えました。「今後、私たち若い世代が先人たちの歩みを受け継ぎ、両国の懸け橋となって、ラオスのチャンパーや日本の桜のように、美しい花を咲かせていくことができればと思います」と述べられたのです。この言葉は、ラオス国民にとって親しみ深い国花であるチャンパーを、日本人にとってはラオスの豊かな大地を想像させる象徴的な存在として位置づけました。愛子さまのお言葉は、未来を担う若い世代が、両国の友好関係をさらに発展させることへの期待を込めたものと言えるでしょう。

ラオスの象徴:チャンパーの魅力と文化

チャンパーとは、別名プルメリアとしても知られ、ハワイのレイ(首飾り)にも使われる白く美しい花です。日本ではあまり流通しておらず、出会うことの少ない貴重な花ですが、ラオスでは生活に深く根ざした存在です。

ラオスを訪問し、チャンパーの花に囲まれて出迎えを受けられる愛子さまラオスを訪問し、チャンパーの花に囲まれて出迎えを受けられる愛子さま

ラオスに関わって40年、首都ビエンチャンで「ラオス山の子ども文庫基金」代表を務める安井清子さんは、チャンパーについて「ラオス人にとって“なくてはならない花”です。日本の桜のような、ラオスを代表する存在」と語ります。街のあちこちで見かけ、ほのかな香りを漂わせるこの花は、ラオス国営航空のマークにも使われ、客室乗務員が髪飾りとして身につけるほど親しまれています。

また、チャンパーは厳かな場面でも重要な役割を果たします。寺院や正月行事を連想させる花であり、ラオスの正月に行われる「水かけ祭り」では、チャンパーを浮かべた水を仏像にかける習慣があります。このように、チャンパーはラオス人の日常生活から精神文化まで、多岐にわたって深く関わる象徴的な花なのです。

在留邦人が見た愛子さまの「チャンパー」のような佇まい

11月21日、在留邦人の一人として愛子さまと面会した安井清子さんは、愛子さまの佇まいを「“まさにチャンパーの花そのもの”だった」と表現し、その美しさに深く見とれたと話しました。安井さんは、ラオスの50の民族の中で文字を持たない「モン族」に伝わる民話を記録し、山村で子どものための図書館を作る活動を長年続けてきました。

愛子さまは安井さんの活動にも関心を寄せられ、「本当に聡明な方」という印象を与えました。安井さんの目に映った愛子さまの姿は、ラオスの人々に愛されるチャンパーの花のように、清らかで、しかし力強い存在感を放っていたと言えるでしょう。愛子さまの初の海外公式訪問は、日本の皇室が国際社会との交流を深める上で、新たな一歩を記すものとなりました。

今回の訪問を通じて示された愛子さまの国際感覚と、両国の文化への深い理解は、今後の国際親善における皇室の役割をさらに確固たるものにするはずです。

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