大阪で総合取引所始動 先物市場活性化目指す


 日本取引所グループ(JPX)は27日、傘下の大阪取引所で金などの商品先物の取り扱いを始め、デリバティブ(金融派生商品)と商品先物を初めて一元的に取引する総合取引所が始動した。国内の商品先物取引は低迷が続いており、投資家の利便性を高めることで市場の活性化を目指す。

 昨年子会社化した東京商品取引所から金などの貴金属のほか、ゴムやトウモロコシを移管し、いずれも27日に取引を開始。原油や電力などエネルギー関連の商品先物は引き続き東京商品取引所に残る。

 これまで、取引には商品先物とデリバティブで別々の口座が必要だったが、同一口座で両方を売買できるようになる。大阪取引所はこれまで国債先物などデリバティブが専門。一方、商品先物は東京商品取引所が担ってきた。



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