上皇后美智子さま、86歳に コロナで外出控え「泰然自若と」

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 上皇后美智子さまは20日、86歳の誕生日を迎えられた。3月末から上皇さまと暮らす仙洞(せんとう)仮御所(東京都港区、旧高輪皇族邸)で、新型コロナウイルスの感染拡大を考慮して外出を極力控える生活を続けている。

 宮内庁によると、美智子さまには皇居から転居するまでの準備作業の疲れが今も残っている様子だという。今秋の健康診断で大きな問題は見つからなかったが、ほぼ毎日午後に熱が37度を超しては翌朝に下がる原因不明の症状が続き、心不全の診断指標となる数値も高いままだ。

 左手指にはこわばりがあり、2019年に受けた乳がん手術後のホルモン療法の影響とみられる。趣味のピアノの練習もできない。側近は「寂しいところもあると思うが、泰然自若としておられる」と話す。

 美智子さまは新型コロナの国内外の感染状況を侍医や侍従らに連日尋ね、医療従事者らや活動を制限される人々を案じている。人を招くこともないが、交流があった人らから送られる手紙や本に目を通すことを日課としている。美智子さまによる詩の朗読と英訳をまとめたDVD付きの書籍「降りつむ」の反響も多く届いている。

 上皇さまとの朝夕の庭の散策時には、海外や地方訪問の思い出を振り返ることが多い。職員から体調を心配されても「こうした時のためにこそ自分がいる」と話し、上皇さまを支えようとしているという。

 また、疫病を鎮めるという妖怪「アマビエ」が航空機の底に描かれていることを知ると、羽田空港の新ルートにあたる住まいの上空を飛ばないかと、大きな音がする空を見上げることもあるという。

 20日は新型コロナの状況を踏まえ、誕生日に伴う全ての行事を取りやめる。【稲垣衆史】

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