市の条例に定められた指定の基準を超えた量の硫黄を自宅で所持していたとして、25歳の無職の男が三郷市火災予防条例違反の疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは、三郷市の無職岡庭由征容疑者(25)です。
警察の調べによりますと、岡庭容疑者は19日、危険物の貯蔵・取り扱いについて基準を満たしていない自宅の倉庫に、市の条例の指定基準を超える硫黄の粉末45キログラムを袋に入れて貯蔵していた疑いが持たれています。
硫黄は、可燃性で粉じん爆発を起こす可能性があり、化学反応を起こすと有害な硫化水素が発生するおそれがあります。
茨城県警から「違法に薬品などを所持している疑いがある」などと情報提供があったことから合同捜査班を設置し、19日から家宅捜索を行っていました。
警察の調べに対し、岡庭容疑者は「硫黄を保管したことは間違いありません」と容疑を認めているということです。
警察は、硫黄の入手経路や貯蔵目的などについて調べています。