ジスカールデスタン元仏大統領、コロナで死去 94歳

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ジスカールデスタン元仏大統領、コロナで死去 94歳

【写真特集】「改革者」「偉大なる欧州人」 ジスカールデスタン仏元大統領

 側近によると、ジスカールデスタン氏はロワール(Loire)地方にある自宅で、「家族に囲まれて」息を引き取った。

 家族はAFPに対し、「彼の健康状態は悪化していたが、新型コロナウイルス感染症が原因で死去した」と明らかにした。故人の遺志により、葬儀は親族ら近しい人のみで執り行うという。

 ジスカールデスタン氏はこの数か月、心臓疾患で複数回入院していた。最近は公の場に姿を見せる機会が少なくなったが、昨年9月30日、自身の政権で首相を務めたジャック・シラク(Jacques Chirac)元大統領の葬儀には参列していた。

 ジルカールデスタン氏は1974年、48歳の若さで大統領に就任。後に先進7か国(G7)首脳会議(サミット)に発展する裕福な国々の指導者による会議を提唱し、1975年に初開催した。

 国内では、人工妊娠中絶の合法化や離婚の自由化、選挙権年齢の18歳への引き下げなど、抜本的な改革を行ったことで知られている。【翻訳編集】 AFPBB News

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