【AFP=時事】(更新、写真追加)米大統領選の当選者を正式に決める選挙人の投票を14日に控え、首都ワシントンなど主要都市で12日、大統領選での不正を主張するドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領の支持者らが集会を開いた。各地で反トランプ派との衝突が発生し、1人が銃撃を受け、4人が刃物で刺された。
【写真】トランプ氏支持集会に参加する、極右の過激派組織「プラウド・ボーイズ」
選挙結果を覆す最後のチャンスとみられていた訴訟でもトランプ氏側の主張が退けられたにもかかわらず、首都ワシントンでは共和党カラーの赤い帽子をかぶった大勢の支持者が、ホワイトハウス(White House)から数ブロック先にあるフリーダム・プラザ(Freedom Plaza)に集結した。
集会は祭りのような雰囲気で始まったが、その後カウンターデモ参加者らとのもみ合いが発生。警察が自転車を使ってトランプ氏支持者とカウンターデモ参加者を引き離した。
暴動鎮圧用の装備をした警官もおり、警察とカウンターデモ参加者の間で衝突が少なくとも1回発生した。
トランプ氏支持者の中には戦闘服姿の参加者もおり、「USA」「あと4年」などと叫んだ。
ワシントンD.C.消防救急医療サービスによると、4人が刺され、「深刻なけが」で病院に搬送された。ニューヨーク・タイムズ(New York Times)は、1日で23人が逮捕されたと報じた。
米各地で同様の衝突が発生し、ワシントン州の警察はツイッター(Twitter)への投稿で、州都オリンピア(Olympia)の議事堂近くで銃撃があり、容疑者1人が拘束されたと発表した。【翻訳編集】 AFPBB News