韓国総合株価指数、2950に下落…KOSDAQは900割れ


米国債の利回り上昇に対する懸念から韓国の株価と通貨が同時に値下がりしている。9日午前10時25分基準でKOSPI(韓国総合株価指数)は前日終値比40.94ポイント(1.37%)下落した2955.17をつけている。4日連続の下落で、一時は2943.5まで下がった。

株価下落は外国人の売りの影響が大きい。外国人の売り越し額は3900億ウォン(約370億円)、個人も600億ウォンの売り越しとなっている。外国人の資金の離脱で、同じ時間、韓国ウォンは7.7ウォン値下がりした1ドル=1140.8ウォンで取引されている。キウム証券のソ・サンヨン投資戦略チーム長は「米国債利回り上昇とドル高で外国人の売りが懸念される状況」と説明した。

8日(現地時間)、米国債10年物の利回りは一時1.6%をまた超えた。米景気回復の動きとインフレ懸念の中で上院を通過した1兆9000億ドル規模の景気浮揚策の影響を受けている。

KOSPI時価総額上位銘柄では現代車(0.22%)とサムスンバイオロジクス(0.29%)を除いて全体的に値下がりしている。特にLG化学(-3.6%)、ネイバー(-3.39%)、サムスンSDI(-4.31%)の下落幅が大きい。KOSDAQも900を割り、前日終値比で2.35%低い883.53。取引時間中に900を割ったのは昨年12月2日(891.61)以来3カ月ぶり。



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