サムスン
サムスン電子が時価総額基準で全世界の上場企業のうち15位、半導体企業の中では台湾TSMCに続いて2位ということが分かった。
昨年より時価総額の規模は大きくなったが、TSMCとの格差は大きく広がったことが分かった。
2日、世界的な会計コンサルティング会社プライスウォーターハウスクーパース(PwC)が公開した「世界時価総額ランキング2021のトップ100社」のリストによると、サムスン電子は時価総額4310億ドル(約47兆2500億円)で15位にのぼった。韓国企業の中で100大企業に選ばれた会社はサムスン電子が唯一だ。
このリストは、米国ブルームバーグ通信とPwCが3月31日を基準に世界株式市場に上場された企業の中で時価総額上位100社を選んだものだ。サムスン電子の時価総額は4310億ドルで、昨年2340億ドルより84%増えた。
全体の上場企業の中で時価総額の規模が最も大きい会社は米国アップル(2兆510億ドル)だった。昨年1兆1130億ドルより84%増加した。2位はサウジアラビアの資源開発会社アラムコ(1兆9200億ドル)だった。続いて、米マイクロソフト(1兆7780億ドル)、米アマゾン(1兆5580億ドル)、米アルファベット(1兆3930億ドル)などが時価総額1兆ドルを超えたことが分かった。
半導体専門会社の中では世界1位のファウンドリ(委託生産)企業である台湾TSMC(5340億ドル)が11位に時価総額が最も多かった。昨年2350億ドルより127%増加した。その後をサムスン電子、エヌビディア(3310億ドル)、インテル(2610億ドル)、ASML(2550億ドル)が追い上げている。
サムスン電子とTSMCの時価総額の格差は1年前より大きくなった。昨年両社の時価総額の格差は10億ドルだったが、今年は1030億ドルに広がった。わずか2年前にはサムスン電子がTSMCを107億ドル以上リードした。
TSMCは昨年下半期から始まった半導体の供給不足以降、価値が高騰している。反面、サムスン電子は李在鎔(イ・ジェヨン)副会長の拘束と米オースティンファウンドリ工場のシャットダウンという悪材料が重なり、最近コスピ市場で株価が8万ウォン(約7900円)台前後を推移している。
今年世界100大企業の時価総額を合算すれば、31兆7400億ドルで前年より48%増加した。PwCは報告書を通じて「今年は新型コロナにともなう景気低迷を回復しただけでなく、歴史的な最高記録を更新した」と明らかにした。