2016年8月ブラジル・リオデジャネイロ五輪でともにアーチェリー競技を観戦する大韓サッカー協会の鄭夢奎会長(左)と大韓アーチェリー協会の鄭義宣会長。[中央フォト]
23日開幕する東京オリンピック(五輪)に現代車グループの鄭義宣(チョン・ウィソン)会長とHDC現代産業開発の鄭夢奎(チョン・モンギュ)会長が参加する。二人はそれぞれ大韓アーチェリー協会と大韓サッカー協会会長の資格で参加する。両団体の他に大韓陸上連盟など6体育団体が東京五輪に参加する予定だ。
7日、体育界と財界によると、鄭義宣会長と鄭夢奎会長は国内体育業界代表として東京五輪への参加の意向を示した。鄭夢奎会長は普段からサッカーへの愛情で有名だ。鄭会長は1994年蔚山(ウルサン)現代FCのオーナーとしてサッカーと縁を結んで以来、2011年韓国プロサッカー連盟総裁を経て2013年から現在まで大韓サッカー協会の会長を務めている。また、1月大韓サッカー協会会長3選に成功し、就任の辞を通じて「新型コロナで始まった前例を見ない困難の中でも大韓民国サッカーは内外の困難を勝ち抜いて前に進むだろう」と話した。さらに、4月大韓体育会副会長を務めて韓国体育界を代表して東京五輪に行きたいという意志を見せた。
鄭義宣会長も2005年から16年連続で大韓アーチェリー協会会長の席を守っている。大韓アーチェリー協会は83年鄭会長の叔父である牙山(アサン)財団の鄭夢準(チョン・モンジュン)理事長が作った団体だ。85年父・鄭夢九(チョン・モング)名誉会長が第2代会長として就任して16年間会長を務めた。特に、アーチェリーは、五輪で頻繁にメダルを取る種目に選ばれるため、鄭会長も強い参加への意思を明らかにしたと伝えられた。
東京五輪は新型コロナの拡大で開催をめぐり論議を呼んだ。特に、東京では現在一日平均600人余りの新型コロナ感染者が発生し、各国が参加の是非と訪問団規模に対して頭を悩ませている。