(写真:TBS系(JNN)
埼玉県白岡市の住宅で中学3年の男子生徒が倒れているのが見つかり、その後死亡した事件で、男子生徒は肋骨など上半身の複数か所を骨折していたことが新たに分かりました。
この事件は、今月15日に埼玉県白岡市の住宅で中学3年生の15歳の男子生徒が意識不明の状態で倒れているのが見つかり、その後、死亡したものです。男子生徒の死因は、頭に強い衝撃を受けたとみられる急性硬膜下血腫でした。顔などにアザがあったほか、男子生徒は肋骨など上半身の複数か所を骨折していたことが捜査関係者への取材で新たに分かりました。
また、事件より前の先月、近所に住む複数の人が、けがをした男子生徒の姿を目撃していました。
近所の住民
「今回の子が外で椅子に座って、家族全員で座ってるとき、うずくまって座ってて、立ち上がったその子見たら、足引きずって歩いてたから、ほんとにどうにかしてほしいねって市役所に相談行ったりしてた」
白岡市役所は取材に対して「警察が捜査中の事案で、答えられない」などとしています。警察などによりますと、男子生徒は38歳の母親と、母親の交際相手の男性、それに、7人のきょうだいと暮らしていました。
近所の住民
「すごくきょうだい思いの、いいお兄ちゃんだった」
「下の子たちの面倒みて遊んでた。一生懸命やってた」
「上の子が下の子の面倒みるなと思って感心していたんだけど」
一方で、男子生徒は学校にはあまり通っていない様子だったといいます。
近所の住民
「中学校ほとんど行ってないし、引っ越してきたのが小学校5年ぐらい。(学校に行ったのは)最初の数えるほどだと思う」
警察は男子生徒が暴行を受けたとみて傷害致死の疑いで捜査しています。(20日16:23)