平田直・東京大名誉教授=松田嘉徳撮影
16日午後11時36分ごろ、宮城、福島両県で震度6強を観測する地震があった。気象庁によると、震源地は福島県沖で、震源の深さは約60キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は7・3と推定される。気象庁は11時39分、宮城県と福島県に津波注意報を発令した。福島県南相馬市など各地の消防本部によると、東北地方でけが人と火災の情報が複数寄せられているという。
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◇政府地震調査委員会委員長の平田直・東京大名誉教授の話
東日本大震災の余震域で起きた大きな地震。東日本大震災の「余震」と呼ぶかは気象庁の判断だ。震源域は元々、地震が多く起きている場所。引き続き強い揺れが起きる可能性がある。津波注意報が出ており、沿岸域の方は十分注意してほしい。