英女王の棺安置、中国代表も弔問可能 サウジ皇太子の国葬招待に非難の声

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英女王の棺安置、中国代表も弔問可能 サウジ皇太子の国葬招待に非難の声

英女王の棺安置、中国代表も弔問可能 サウジ皇太子の国葬招待に非難の声

一部の下院議員は、下院議長のサー・リンジー・ホイルが最近、中国代表団はウェストミンスター・ホールに入ることはできないと断言したと話していた。同ホールがあるウェストミンスター宮殿には、議会の議事堂が入っている。

中国の駐英大使は現在、議会への出入りを禁じられている。中国が英下院議員5人と上院議員2人に制裁を科したのが理由。大使に対する禁止措置は継続されるが、他の関係者には適用されない。

イアン・ダンカン・スミス議員は16日、禁止措置が中国代表団の全員に拡大されたと考え、「(ホイル議長に)拍手を送りたい」、「政府も同様に毅然とした態度で臨むべきだった」とBBCニュースに語った。

イアン氏は、中国に昨年、制裁を科された議員5人の1人。中国政府について、ウイグル族のイスラム教徒を虐待していると非難している。

イアン氏や他の有力議員らは、ジェイムズ・クレヴァリー外相に対し、中国政府に伝えた女王の葬儀への招待を撤回するよう求めている。

■議長はコメント避ける

議会の報道官は、「ウェストミンスター寺院での国葬に招待された国家元首(またはその代理)は、ウェストミンスター・ホールでの棺の公開安置にも招待されている」と説明した。公開安置は国葬のある19日の早朝まで続く。

ホイル議長は16日、「すべてのことが警備に絡むので、コメントしないほうがいい」とBBCに話した。

国葬には、イギリスが外交関係を持つすべての国の首脳らが招待されるのが慣例。中国の習近平国家主席も招待者リストに載っているが、参列する可能性は低いとみられている。

シリア、ヴェネズエラ、アフガニスタン、ミャンマー、ロシア、ベラルーシは、招待を受けていない。イラン、北朝鮮、ニカラグアは、上級の外交官だけを送るよう要請されている。

中国外務省の報道官は16日、代表団を送るか決定していないと述べた。報道によると、副主席の出席が見込まれている。

■サウジ皇太子を国葬に招待

在英サウジアラビア大使館に近い情報筋は、ムハンマド皇太子が今週末にロンドンを訪れると認めた。皇太子は国葬に招待されているが、参列するのかは不明だ。

皇太子をめぐっては、サウジアラビア人ジャーナリスト、ジャマル・カショジ氏の殺害と遺体の切断を許可したと、米中央情報局(CIA)が報告書で結論づけた。同氏は2018年にトルコ・イスタンブールのサウジ領事館内で殺された。

皇太子とサウジアラビア政府は殺害への関与を否定している。しかし、皇太子は西側諸国の間でのけ者のような存在になっており、イギリスにも訪れていない。

カショジ氏の婚約者だったハテイチェ・チェンギス氏は、皇太子を招待するのは、人々のエリザベス女王の記憶を汚すものだと述べた。同氏は、皇太子がロンドン入りしたら逮捕するよう求めたが、実現の可能性は低いとみている。

■女王の葬儀を利用と非難

ロビー団体「武器貿易反対キャンペーン」 (CAAT)は、サウジアラビアや他の湾岸君主国が、自国の人権記録を「粉飾する」ために女王の葬儀を利用していると非難している。

同団体はまた、8年前にイエメンで悲惨な内戦が始まって以来、サウジアラビア主導の連合軍に、イギリスが230億ドル以上相当の武器を売却してきたと推定している。

サウジアラビアでは、皇太子が就任した2017年以降、わずかな政治的自由も完全に無くなっている。

一方で、社会の自由化を進める大規模計画にも着手している。皇太子の就任後、「非イスラム的」として長年禁止されていた映画館や大衆娯楽の営業、女性の自動車運転などが許可された

人権問題で激しく批判されているサウジアラビアは、湾岸地域におけるイギリスの強固な同盟国であり続けている。西側からは、勢力拡大を狙うイランに対する防波堤と見なされている。

また、西側諸国から武器を購入し、外国の労働者を多数雇用している。イスラム教の巡礼(ハッジ)を毎年開催し、石油価格の安定にも貢献している。こうしたことが、皇太子に対する国際的な批判を控えめなものにしている。

(英語記事 China allowed to attend Queen’s lying-in-state/Outcry over Saudi prince’s invitation to Queen’s funeral )

(c) BBC News

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