総工費約1兆9000億円の米最新空母「ジェラルド・R・フォード」が大西洋へ出航

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総工費約1兆9000億円の米最新空母「ジェラルド・R・フォード」が大西洋へ出航

大西洋を航海する航空母艦ジェラルド・R・フォード(2022年3月26日)。

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総工費130億ドルのこの巨大な船は、数々の新技術を搭載している。

ドナルド・トランプ元大統領は、かつてこの空母の外観について暴言を吐いたと、ある本に書かれている。

ある書籍によれば、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領によって建造が始められ、後に同大統領から酷評されたとされるアメリカ海軍の最新鋭航空母艦が2022年10月4日に配備され、バージニア州ノーフォークから大西洋に向けて出航した。

この航空母艦「ジェラルド・R・フォード(USS Gerald R. Ford)」は、何年もの建造遅延や、総工費に130億ドル(約1兆8787億円)もかかってしまうという試練を経ながらも、初の配備へと就航し、ロシアや中国などの艦艇との競争の場に足を踏み入れることになった。

ジェラルド・R・フォードは、飛行機を発射する電磁式カタパルトや、爆弾やミサイルを飛行甲板まで運ぶ最新式の兵器運搬用エレベーターをはじめ、数々の新技術が搭載されている。

そしてこの船は、海軍のニミッツ級空母(Nimitz-class aircraft carrier)を凌ぐ、最新鋭かる世界最大の空母でもある。

しかしこの空母の大きさは、すべての人の心をつかんだわけではなかった。特にトランプ元大統領はこの船の姿を批判していた。

ワシントン・ポスト(The Washington Post)の記者、ボブ・ウッドワード(Bob Woodward)とロバート・コスタ(Robert Costa)による著書『Peril 危機(原題:Peril)』によると、トランプはこの空母のことで頭がいっぱいで、コストの高さや、艦橋の配置場所などについて、よく怒鳴り散らしていたという。この本によると、トランプはこの船について、「見た目に違和感がある」と言っていたという。

連邦議会の議員たちもこの船を問題視している。バージニア州選出のエレイン・リューリア(Elaine Luria)下院議員は、この船を「130億ドル(約1兆8787億円)の原子力浮遊式停泊船」と呼んだ。

海軍によると、フォードの大西洋での初の配備では、9カ国からの約9000人と艦船20隻、航空機60機が参加する軍事演習も実施される。

アメリカ海軍の最新の航空母艦を見てみよう。

航空母艦ジェラルド・R・フォードの飛行甲板にヘリコプターのMH-60Sナイトホーク(MH-60S Knighthawk)が着陸する。その背後には、トランプ元大統領が暴言を吐いたとされる艦橋、すなわち艦の「島」が見える

2019年10月25日、バージニア州ニューポート・ニュースの桟橋を離れる航空母艦ジェラルド・R・フォードを誘導するタグボート

ジェラルド・R・フォードの飛行甲板。海軍によると、この艦には約75機もの航空機を搭載できるという

ジェラルド・R・フォードには巨大な航空機格納庫がある

爆弾やミサイルなどの兵器を飛行甲板まで移動させる最新の兵器運搬用エレベーター

飛行甲板からの眺め

この空母は、「シースパロー(Sea Sparrow)」と呼ばれる艦対空ミサイルを複数搭載している

乗組員はブリッジ(艦橋)から艦を操る

操舵装置。空母の速度と操舵はデジタルで制御されている

飛行甲板に航空機を搭載したジェラルド・R・フォード

[原文:The Navy just deployed its $13 billion aircraft carrier, which was both commissioned and panned by Trump, who ranted: ‘It just doesn’t look right’]

(翻訳:大場真由子、編集:Toshihiko Inoue)

Lloyd Lee

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