独、サイバー機関長官を解任 ロシアと関係の疑い


独、サイバー機関長官を解任 ロシアと関係の疑い

ドイツ連邦電子情報保安局のアルネ・シェーンボーム長官(2020年10月20日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【写真】解任されたシェーンボーム氏

 解任されたのは、ドイツ連邦電子情報保安局(BSI)のアルネ・シェーンボーム(Arne Schoenbohm)長官。ドイツ公共放送ZDFは今月上旬に放送した風刺番組で、シェーンボーム氏が2012年に共同設立した団体「ドイツ・サイバーセキュリティー安全諮問委員会(Cyber Security Council Germany)」を通じてロシアの情報機関と接点を持っていると指摘していた。

 同委員会は、企業、政府機関、政策立案者にサイバーセキュリティーの問題について助言している。ZDFによると、加盟企業のうちの1社が、旧ソ連の国家保安委員会(KGB)元職員が創業したロシアのサイバーセキュリティー企業の子会社であったことが判明した。

 内務省報道官は、この疑惑によりBSI長官としての「世論の信頼が永久に損なわれた」ことから、シェーンボーム氏が即時解任されたと説明した。【翻訳編集】 AFPBB News



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