ウクライナの外務副大臣人事にポーランドが反発、不幸な出来事でもっと配慮すべき

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ゼレンスキー大統領はポーランドに対する問題発言で駐独ウクライナ大使から解任した人物を外務副大臣に起用、これにポーランド側が「不幸な出来事でウクライナはポーランドの敏感な問題にもっと配慮すべきだ」と反発している。

どう見てもポーランド側は今回の人事を問題視しているので新たな火種が増えたと言っても過言ではない

ウクライナ外務副大臣に任命されたアンドリー・メルニク氏は7月まで駐独ウクライナ大使を務めていた人物で、第二次大戦のヴォルヒニアで発生したポーランド人の虐殺(50,000人~100,000人/諸説あり)に関するウクライナ人の責任について「第二共和国時代にウクライナ人も想像絶するような迫害を受けたため、当時のウクライナ人とってポーランドはナチスドイツやソ連と同じ敵だった」と述べた上で「ポーランド人虐殺が事実である」と認めだが、同じ様なことポーランド人もウクライナ人にやったと主張した。

ウクライナの外務副大臣人事にポーランドが反発、不幸な出来事でもっと配慮すべき

出典:Public Domain ヴォルヒニアの虐殺

メルニク氏が言及したのは第二次大戦後、ポーランド南東部に住むウクライナ系住民の強制移住=ヴィスワ作戦のことで、この過程でウクライナ系住民の知識層や聖職者は強制収容所に送られ暴行と虐待が行われ、見せしめの処刑も行われたため2,000人~3,000人前後の犠牲者が出たと言われており、2016年にウクライナ最高議会は「ポーランドのジェノサイドで犠牲になったウクライナ人を記憶する決議案」が提出されるなど両国関係を度々悪化させてきた問題だ。

この発言は当然ポーランド側を刺激したためゼレンスキー大統領は「通常の交代だ」と説明してメルニク氏を駐独ウクライナ大使から解任したが、今月19日にメルニク氏がウクライナ外務副大臣に任命されたため与党PiSのフォギール報道官が「これは不幸な出来事でウクライナはポーランドの敏感な問題にもっと配慮すべきだ」と発言、通常は副大臣クラスの人事に政府が声明を出す慣例はないが「本件について複数の外交チャネルを通じてウクライナ側にポーランドの懸念を伝えていく」と述べて注目を集めている。

ウクライナの外務副大臣人事にポーランドが反発、不幸な出来事でもっと配慮すべき

出典:PRESIDENT OF UKRAINE

ゼレンスキー大統領はミサイル問題でポーランドとの関係が微妙な時期になぜメルニク氏を起用したのか謎だが、どう見てもポーランド側は今回の人事を問題視しているので「新たな火種が増えた」と言っても過言ではない。

最近はウクライナ軍によるロシア軍兵士の私刑疑惑や拷問疑惑などに注目が集まっており、余計な摩擦にリソースを割いている場合ではないはずなのだが、、、

ポーランド、ウクライナ人専門家による爆発現場での調査を許可してない

 

アイキャッチ画像の出典:Sandro Halank/CC BY-SA 4.0

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