アウディーイウカを巡る戦い、ロシア軍の前進は大損害を被っただけ

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ロシア側が主張するアウディーイウカでの前進は1週間が経過しても視覚的証拠が登場せず、逆にウクライナ軍の反撃で大きな被害を被っている様子が確認されたため「アウディーイウカ包囲の試みは上手く行っていない」と評価するのが妥当だ。

ウクライナ軍の組織的な防衛が機能しているアウディーイウカ

バフムートと同じようにアウディーイウカを包囲するロシア軍の試みも上手く行っておらず、ロシア側情報源が主張する前進を裏付ける視覚的証拠は一向に登場せず、逆にウクライナ軍の反撃で大きな被害を被っているのが視覚的に確認されている。

アウディーイウカを巡る戦い、ロシア軍の前進は大損害を被っただけ

出典:GoogleMap アウディーイウカ周辺の戦況/管理人加工(クリックで拡大可能)

ロシア側情報源は「クラスノホリフカから西に進んでステップーヴェを確保した。最後の防衛ラインを突破してアウディーイウカ市街地(オプトネから北西に位置するアウディーイウカの市街地=第9地区)にロシア軍が到達した」と主張しているが、これを裏付ける視覚的証拠は1週間を経過しても見つかっていない。

22日~29日の間に登場した視覚的証拠はウクライナ側視点のものが大半で、スパルタクからアウディーイウカに向けて前進しようとしたロシア軍部隊(C1~C7)は第110機械化旅団の砲撃、ジャベリン、無人機などの攻撃で撃破され、ウクライナ軍に塹壕の中まで掃討されているため「一方的にやられている」と表現するのが妥当だろう。

さらにヴォーダインからシェヴェルヌに向かおうとしたロシア軍部隊(D1~D3)も第53機械化旅団の砲撃で一方的に撃破されているのが視覚的に確認さている。

第35海軍歩兵旅団もヴォーダイン周辺の敵陣地、塹壕、装備などを夜間に砲撃や無人機で破壊(E1~E2)した様子を公開、そのため「シェヴェルヌへの前進」は大失敗に終わった可能性が高く、クラスノホリフカから西に前進した視覚的証拠も出て来ないため「アウディーイウカ包囲の試みは上手く行っていない=ウクライナ軍の組織的な防衛が機能している」と評価すべきだ。

戦況は流動的なものなので明日には「別の顔」を見せるかもしれないが、この地域を担当するロシア軍部隊の戦力だけで「アウディーイウカ包囲」は難しいのだろう。

戦況マップに書き込まれた視覚的な証拠は以下の通りで、Ⓐ~Ⓔをクリックすればソース(Telegramアカウントがないと確認できないもの有り)に飛べます。

  • =ウ軍がロ軍陣地を夜間に砲撃する視覚的な証拠
  • Ⓑ1=ロ軍の砲撃を受けるウ陣地の位置
  • Ⓑ2=ロ軍の砲撃を受けるウ陣地の位置
  • Ⓒ1=地雷に接触したロ軍戦車の位置
  • Ⓒ2=ウ軍の砲撃を受けるロ軍陣地の位置
  • Ⓒ3=ウ軍無人機の攻撃を受けるロ軍塹壕の位置
  • Ⓒ4=ウ軍のジャベリンで破壊されたロ軍戦車の位置
  • Ⓒ5=ウ軍の砲撃を受けるロ軍塹壕の位置
  • Ⓒ6=ロ軍兵士が降伏した位置
  • Ⓒ7=ウ軍の砲撃を受けるロ軍陣地の位置
  • Ⓓ1=ウ軍の砲撃を受けるロ軍部隊
  • Ⓓ2=ウ軍の砲撃を受けるロ軍部隊
  • Ⓓ3=ウ軍の砲撃を受けるロ軍部隊
  • Ⓔ1=ウ軍の砲撃を受けるロ軍陣地
  • Ⓔ2=ウ軍の砲撃を受けるロ軍陣地
  • Ⓕ1=ウ軍の砲撃を受けるロ軍部隊
  • Ⓕ2=ウ軍の砲撃を受けるロ軍部隊
  • =ウ軍の無人機攻撃を受けるロ軍陣地

バフムートに類似してきたアウディーイウカの状況、狙われる兵站ルート
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※アイキャッチ画像の出典:110 окрема механізована бригада імені генерал-хорунжого Марка Безручка

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