「フランスの原発、福島の68倍トリチウム排出」 韓国紙が狼狽


2021年3月、福島県伊達市には、放射能汚染された土壌や草が入った黒い袋が積み上げられていた。今でも、福島第一原発から放出され続ける処理水の問題は解決されておらず、その安全性についての議論は韓国政界にまで広がっていると愛国日報こと中央日報は主張する。

日本政府は、毎年増加する処理水を保存することに限界があると判断し、今年の夏から、処理水をALPSという処理システムで浄化して太平洋に放出する計画を発表した。

国際原子力機関(IAEA)や米国政府などによって、事実上処理水の放出に対する同意が取り付けられたとされている。

しかし、処理水に含まれた放射性物質「トリチウム(三重水素)」が放出され続けることで、海洋を経て人体内に取り込まれ、健康に悪影響を及ぼす可能性があるとの主張もある。

そのため、韓国政府与党の「国民の力」は、「我々の海保護タスクフォース(作業部会)」を発足させ、「科学的事実に基づいた国民の健康安全対策を用意する」ため、正確な事実関係を立証する専門家4人を民間委員として委嘱することを明らかにした。

このような状況の中で、日本政府が放出するトリチウムの総量が危険な水準に達しているのか、また処理水データの信頼性がどの程度あるのかといった問題が議論されている。

日本政府によると、年間22テラベクレル(TBq)以下のトリチウムを排出する予定である。現在、タンク内に保管されている処理水に含まれたトリチウムの総量は、およそ780テラベクレルになると推定されている。

1TBqは1兆ベクレル(Bq)で、トリチウムの半減期を考慮すると、処理水内のトリチウム総量も減少していくことになる。

韓国の科学技術院(KAIST)原子力・量子工学科のチョン・ヨンフン教授によると、通常の雨水中のトリチウムは1リットル当たり1ベクレルの水準で、海中のトリチウムは1リットル当たり0.01ベクレルの水準であるとのことである。

彼は、福島から放出されるトリチウムは、これらの数値にほとんど影響を及ぼさない水準であると説明している。

また、韓国や中国の原子力発電所が放出しているトリチウム量と比較しても、福島から放出されるトリチウム量は小さいという意見もある。例えば、韓国は年間約157テラベクレルのトリチウムを放出しているとされている。

中国も2020年に西海南側に72テラベクレルのトリチウムを放出したと報告されている。

一方で、フランスは年間約1,500テラベクレル程度のトリチウムを排出している。

しかし、これらの排出量がオランダ近海に流れるため、オランダ近海や川の水は韓国より10倍程度の濃度のトリチウムを含んでいるとも言われているが、特に問題はないとされている。この分量は日本の22テラベクレルの68倍を超える。

最後に、処理水データの信頼性についても、意見が分かれている。一部の人々は、日本政府が公開したデータに対して疑問を抱いており、処理水に含まれる物質が全量が調査されているのかどうかや、サンプルが保存水の中でも汚染度が低い上部から抽出されたものか、あるいは汚染物が堆積した下の抽出物で行われたものかについての情報が公開されていないと指摘している。

一方で、国際原子力機関(IAEA)は、日本が用意した処理水処理のプロセス自体は基準を順守していると評価している。

「福島の処理水が影響を与えるとすれば、韓国はもう既に中国や北朝鮮から流れてくる放射線に影響されている。フランスの排出については?」

「IAEAが評価しても信じられない。日本も抗議し、風評被害をもたらした国に賠償を求めるべき。」

「自分が信じたいことが事実であり、他人も同じことをすると考えてしまう。そんな人とは話し合いは成立しない。」

「科学的に説明しても理解しない、信用できない。IAEAにも抗議すれば良い。韓国が排水を出せないと日本が困ると思っている。」

「自国の処理水は問題にしないで日本の処理水は問題にする。ニッポンガーをやりたいだけ。自民党岸田政権の親韓対応は理解できない。」

「韓国が科学的根拠もなく無用に騒ぎ立てている。実際にトリチウム水を放出しても数年後には環境に影響がないことが証明されるだろう。感情が優先される、盲目的な反日姿勢が許容される韓国社内の異常性を世界は目の当たりにする。」

「韓国は他国のことを言う前に自国の原発汚染を危惧した方が良い。環境団体は自己利益でしか行動しない。日本の処理水を処理水と書き立てるのは悪意の報道としか思えない。」

「韓国が頼まれてもいないのに、勝手に検証した記事の結論は、科学的には何の問題もないにも関わらず、日本に嫌がらせしているのは韓国とグリーンピースだけ。関心するね。」

トリチウム、フランスのほうが多く排出? 被ばく避けられない? 日本の汚染水を確かめてみた(2)



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