
“ウクライナの反撃は? ロシア国内で“混乱””
ウクライナによる大規模な反撃を巡り、ロシア国内で情報が錯綜(さくそう)しています。
ロシアの軍事ブロガーたちが11日、ウクライナ軍が複数の方面で反撃を開始したと伝えたことに対し、ロシアの国防省は前線が突破されたとするSNSの情報は事実ではないと主張しました。
特別軍事作戦の実施区域の状況はコントロール下にあると表明して事態の沈静化を図りました。
また、激戦地となっているバフムトを巡り、国防省は12日、部隊を有利な陣地に再編したと発表しました。
これについて、民間軍事会社「ワグネル」を率いるプリゴジン氏は1時間半後にSNSに音声メッセージを投稿し、再編ではなく逃亡だと批判しました。
独立系メディアはウクライナの反撃が近付くにつれて国防省とプリゴジン氏の対立が深刻化していると指摘しています。
ウクライナのゼレンスキー大統領は11日、BBCのインタビューで、西側の支援がまだそろっていないため「反撃にはまだ時間が必要だ」と述べました。
画像:Ukrainian 3rd Assault Brigade
テレビ朝日