ロシア軍、東部でのウクライナ軍の攻勢撃退=ロシア国防省


ロシア軍、東部でのウクライナ軍の攻勢撃退=ロシア国防省

ロシア国防省は12日、ウクライナ軍が同国東部ドネツク州ソレダル方面で攻勢を強めたが、ロシア軍が撃退したと発表した。6日撮影(2023年 ロイター/Sofiia Gatilova)

声明で、ウクライナ軍は1000を超える部隊と最大40両の戦車を投入し、95キロにおよぶ前線で26回の攻撃を試みたが、「ウクライナ軍部隊による攻撃は全て撃退された。ロシア軍の防衛ラインに突破口を開くことは出来なかった」とした。

一方、ロシア軍が一部地域の前線からやや後退したことも示唆。ドネツク州バフムトの北西に位置するベルホフカ貯水池近くで「より有利な陣地」を確保したという。

ウクライナのマリャル国防次官は12日、ウクライナ軍は今週、東部の激戦地バフムト周辺で約2キロメートル前進し、その間に陣地は一切放棄していないと述べた。

バフムトへの攻撃の主力部隊を派遣するロシア民間軍事会社ワグネルの創設者エフゲニー・プリゴジン氏は、ロシア国防省の発表は実際にはロシア軍が逃げ出した「敗走」と指摘。ウクライナはバフムトとチャソフヤールを結ぶ重要な補給路を完全に掌握したほか、有利な高台を押さえたという。

また、ロシア軍がこれ以上陣地を失えばウクライナ軍がバフムトを徐々に包囲する恐れがあるとした。

プリゴジン氏は、弾薬や装備は不足しているものの、ワグネル部隊はバフムトで前進を続けており、さらに20棟ほどの建物を占拠すればバフムトを完全に掌握できると述べた。

ロイターは戦況について独自に確認できていない。



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