宇宙空間を進むボイジャー探査機を描いたイラスト。
NASAは、1977年に打ち上げられた惑星探査機ボイジャー2号の科学機器を動かし続けるために、予備の電力を割り当てることにした。
【全画像をみる】NASA、ボイジャー2号の機器を予備電力であと3年稼働
それによって、あと3年は科学機器が使えるようだ。
ボイジャー1号と2号は、他のどの宇宙船よりも遠くの宇宙を旅している。
アメリカ航空宇宙局(NASA)は、惑星探査機ボイジャー2号に搭載された科学機器を延命するために、予備の電力を割り当てることにした。
ボイジャー1号と2号は、45年にわたって宇宙を飛行しながら重要な科学データを我々に提供し続けている。現在、1号と2号は地球からそれぞれ233億kmと194億km離れた恒星間空間を移動している。人間が作った宇宙船や物体で、これほどまでに地球から離れたものはない。
「ボイジャーが太陽から遠く離れるほど、送られてくる科学データは価値が高まる」と南カリフォルニアにあるNASAジェット推進研究所(JPL)のボイジャープロジェクトサイエンティスト、リンダ・スピルカー(Linda Spilker)が述べている。
「我々は、できるだけ長く、できるだけ多くの科学機器を作動させ続けたいと考えている」
Marianne Guenot