「お前の命は無駄じゃなかったんやで」 全国裁判所で記録が廃棄 “亀岡暴走事件”遺族に最高裁が直接謝罪【京都発】

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「お前の命は無駄じゃなかったんやで」 全国裁判所で記録が廃棄 “亀岡暴走事件”遺族に最高裁が直接謝罪【京都発】

FNNプライムオンライン

【画像】遺族に最高裁が直接謝罪…「反省示してくれた」

6日正午ごろ、京都家庭裁判所を訪れた、中江美則さん。娘を亡くした事件の記録がなぜ廃棄されたのか、最高裁判所の職員から直接、説明を受けるために訪れた。

2012年、京都府亀岡市で集団登校中の児童らの列に車が突っ込み、児童2人と付き添っていた中江さんの娘・松村幸姫さん(当時26)が死亡した。車を運転していたのは当時18歳の少年。無免許での居眠り運転だった。

少年事件の記録について最高裁は、社会の耳目を集める史料的価値の高い事件などは、事実上永久に保存する「特別保存」を義務付けている。 この事件は、無免許運転に関する罰則が強化される契機となっているが、2022年、京都家庭裁判所が、記録を廃棄していたことが判明。同様の廃棄は全国で少なくとも50件以上確認されていて、中江さんは経緯の説明を求めて、最高裁に要望書を提出した。

中江美則さん:
娘の叫び、無念と怒りが詰まったあの記録を、ごみ同然にしたんだなとショックを受けました

最高裁は5月、経緯をまとめた報告書を公表。この事件については…

最高裁判所 小野寺真也総務局長:
記録は「原則廃棄する」という認識の強さなどから、所長に判断を求めずに廃棄が進められてきたことが明らかになっています

その上で、「罪名が殺人などの重大なものではなかったことなどを理由に、担当職員が廃棄を決めた」と説明。今後は第三者委員会を設置して、記録保存への助言を求めるということだ。

そして6日、直接謝罪を受けた中江さん。最高裁に対して、第三者委員会では、専門家だけでなく、遺族の意見も考慮してほしいと要望した。

中江美則さん:
こういう形で記録廃棄されたけど、今後への反省を示してくれて、「お前の命は無駄じゃなかったんやで」っていうことを示せたかな。こっから始まりやで、またなと。落ち着いて、死後の世界でいてほしくないから。一緒に頑張ろなと

今後、記録保存にどう向き合っていくのか、最高裁の姿勢が問われる。

(関西テレビ「newsランナー」2023年6月6日放送)

関西テレビ

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