【王座戦】藤井聡太7冠が8冠挑戦権へ「チャンス生かしたい」村田顕弘六段とは過去3戦全勝

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藤井聡太7冠(2023年6月17日撮影)

【イラスト】藤井7冠のタイトル戦全成績及び23年の日程

 両者の過去の対戦成績は、藤井の3戦全勝。今回は、4年前に順位戦C級1組1回戦以来となる。

 将棋界で8つあるタイトルのうち、7冠を保持する藤井にとって残るは「王座」だけ。17日に千葉県柏市で開催された「第8期叡王戦記念イベント」では8冠について「チャンスは限られているし、できることなら生かしたい」と発言。第59期以来、12期ぶりに王座戦挑決に進出してきた村田との一戦に全力投球する。

 20日は東京・千駄ケ谷「将棋会館」でも同じ2回戦の羽生善治九段(52)対斎藤明日斗五段(24)戦がある。羽生は9日に日本将棋連盟会長に就任。会長として初の対局となる15日の第82期順位戦B級1組1回戦(関西将棋会館)では大橋貴洸七段(30)を下した。斎藤とは今年3月の棋聖戦決勝トーナメント1回戦でも当たり、勝っている。

 藤井対村田戦の勝者と、羽生対斎藤の勝者は準決勝で激突する。藤井が残る王座獲得を目指して「8冠ロード」を突き進むのか、あるいは誰かがそれを阻むのか。注目のトーナメントだ。【赤塚辰浩】

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