
フランスの俳優アラン・ドロンさん=2019年5月、仏南部カンヌ(AFP時事)
【パリ時事】AFP通信によると、往年のスターとして知られるフランスの俳優アラン・ドロンさん(87)の息子らは5日、ドロンさんを精神的に追い詰めるモラルハラスメントなどを行ったとして、同居してきた女性を検察に告発した。
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仏BFMテレビは、「Hiromi」(ひろみ)という名の66歳の日本の女性だと伝えた。
報道では、女性はドロンさんが脳卒中を患った2019年ごろから、中部ロワレ県のドロンさん宅で暮らすようになった。時間がたつにつれ、ドロンさんや息子らに「攻撃的で侮辱的」な態度を取るようになっていったという。
息子らは、女性がドロンさんの電話での会話を監視したり、ドロンさん宛ての郵便をチェックしたりしたと主張。息子らの訪問の妨害や、ドロンさんの愛犬に対する虐待もあったとされる。
BFMによれば、ドロンさんは21年に放映されたテレビ番組で「ひろみは(脳卒中からの)回復期、ずっとそばにいてくれた」と語っていたが、今年6月下旬、女性に自宅から出て行くよう書面で要求した。