NATO声明にロシア反発「国境に戦力、逃げ場ない」

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タス通信によると、アントノフ露駐米大使は12日、「NATOの反露性が改めて示された」と指摘。「NATOは露国境にさらに多くの戦力を配備しようとしている。ロシアには逃げ場所がない」とし、ウクライナのNATO加盟阻止を目標の一つとした軍事作戦が「完遂」されなければならないとの認識を示した。

ペスコフ露大統領報道官も、ウクライナのNATO加盟は「欧州の安全保障にとって危険だ」と主張。北欧スウェーデンのNATO加盟が決定したことに関しても「ロシアは対抗措置を取る」と警告した。

一方、ショイグ露国防相は11日、ウクライナ軍が反攻作戦を開始した6月上旬以降の約5週間で2万6千人以上の死傷者を出し、戦車など3千以上の兵器を失ったとし、「反攻はどの方面でも目標を達成していない」と主張した。また、米国が殺傷能力の高いクラスター(集束)弾のウクライナへの供与を決定したことについて、実際に供与されれば「ロシアもクラスター弾を使う」と警告した。

ロシアはウクライナ軍の反攻が失敗したと印象付けることで、NATO諸国にウクライナ支援を躊躇(ちゅうちょ)させる思惑だとみられる。ただウクライナは、ロシアの戦果発表は虚偽だと指摘。露国内でも戦果の過大発表を疑う声が出ており、ロシアの主張の真偽は不明だ。

米シンクタンク「戦争研究所」は10日、反攻開始以降の約5週間でウクライナ軍が奪還した領土は計253平方キロメートルに達し、露軍が過去半年間超で占領した面積282平方キロメートルに匹敵するとの分析を公表した。

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