10分の「手術」と8時間待つ「飲み薬」 医会が経口中絶薬の導入に消極的な事情 #性のギモン

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日本初の経口中絶薬「メフィーゴパック」(写真提供:ラインファーマ)

「時間がかかって仕事を休んでも薬を選びたい」

10分の「手術」と8時間待つ「飲み薬」 医会が経口中絶薬の導入に消極的な事情 #性のギモン

フィデスレディースクリニック田町 内田美穂院長

この薬は、まず「妊娠の進行を止める」1剤目を医師の前で飲む。36~48時間後、再び受診して「子宮の収縮を促す」2剤目を飲む。すると、胎嚢が排出される。

ここ、フィデスレディースクリニック田町は、日本で初めてこの薬が納入された医療機関だ。

現状では投薬に条件がつく。一つは「有床」の病院や診療所限定であること。もう一つは、2剤目を服用して胎嚢が排出されるまで「入院」または「院内待機」することだ。そのため、フィデスでは2剤目を飲むタイミングを朝早くに設定している。院長の内田美穂さんが言う。

「うちでは排出までの目安を8時間としています。ただ、朝方いらした方は、夕方までに排出できるよう念を入れたいと。私も頑張って早起きしています」

「1人は時間的に拘束されるのは……と手術を選びましたが、あとは全員が薬がいいということでした。『時間がかかって仕事を休んででも、薬を選びたい』という声もありました」

だが、全国でこの薬を導入している医療機関は取材時点ではフィデスを入れて5カ所、7月23日の時点でも34カ所、17都府県にすぎない。

なぜこれだけしか使われていないのか。取材を進めると、医療機関が受診する女性の意向に配慮してこなかったことがわかった。

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