放火探知犬の「ベラ」
(CNN) 米ミシガン州で開かれたフェスティバルの会場で、ゴルフカートに乗っていた消防隊の放火探知犬がアクセルペダルを踏んでしまい、4歳の女の子がはねられる事故があった。消防によると、女の子に目に見える外傷はなかった。
写真特集:世界で最も醜い動物?
同州ウェストランド消防救助隊の発表によると、4日夜に開かれたフェスティバルの会場で、放火探知犬の「ベラ」がゴルフカートの座席から飛び降りて床に寝そべったところ、アクセルペダルに体がのしかかってカートが急発進した。
すぐに隊員がカートを操作して人を避けようとしたが間に合わず、4歳の女の子がはねられて左脚をカートのタイヤにひかれた。
救急隊が女の子を診察した結果、目に見える外傷はない様子だった。母親はそれ以上の治療も、救急搬送も拒んだという。
事故からおよそ10分後、女の子はまたポップコーンを食べ始め、遊具で飛び跳ねて遊んでいたと消防隊は説明している。
今回は子どもにけがはなかったが、米小児科学会の調査によると、全米で毎年6500人以上の子どもがゴルフカートによって負傷している。負傷者の半数以上は12歳以下の子どもが占める。
ベラは「特別な注意」を払った上で、カートに戻る予定だという。