ウクライナ・ハルキウ州クピャンスク中心部で爆撃によって陥没した穴(2023年5月26日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】ロシア国防省は11日、ウクライナ北東部クピャンスク(Kupiansk)市周辺で戦況を好転させたと発表した。
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ハルキウ(Kharkiv)州では昨年9月、ウクライナ軍がクピャンスクと周辺地域を奪還。しかしその後、ロシア側が押し返し、ウクライナ側は住民に避難命令を出している。
ロシア国防省は、ロシア軍の部隊は「広範囲にわたる前線で攻撃作戦を継続」し、クピャンスクの東に位置するVilshanaとPershotravneveで「戦況を好転」させたと主張。
一方、ウクライナ軍「東部」作戦司令部のセルヒー・チェレバティー(Sergiy Cherevaty)報道官は、敵の戦力を考えるとクピャンスク周辺の戦況は「厳しい」が、ウクライナ軍が「主導権を握っている」と述べた。
クピャンスク当局は10日、同市とロシア軍の前線の間にある37集落の住民に対し、約90キロ西にあるハルキウ市への避難を呼び掛けた。そこからさらに安全な州に移る選択肢もあるという。
ロシアのクピャンスク進軍の狙いは、ウクライナの反転攻勢に参加する部隊を引き付けることにある。【翻訳編集】 AFPBB News