中国の処理水に関する印象操作について専門家が解説

中国が処理水を「核汚染水」と主張している理由とは?

中国の処理水をめぐるアピールは国内向けで実効性が低い

日本ニュース24時間の取材によれば、9月7日に放送されたニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に、中国の事情に詳しい戦略科学者の中川コージ氏が出演し、東京電力福島第1原子力発電所の処理水の海洋放出に関して中国が行っている印象操作について解説しました。

中川氏によると、中国が処理水を「核汚染水」と繰り返し主張しているのは、国内向けのアピールをするためであり、実際には負け戦だと言います。

中国のプロパガンダ戦に対する日本の戦略

中川氏は、「処理水を巡って、中国はプロパガンダ戦を仕掛けていますが、今回に関しては中国側の負け戦です」と指摘しています。中国は合理的には日本の立場が正しいと認識しているため、非合理的な主張をしてプロパガンダ戦を行わなければならないという点で、「プレイヤー」としては負け戦なのです。

では、なぜ中国がプロパガンダ戦を仕掛けてくるのでしょうか?それは、前の胡錦涛指導部時代から「汚染水だ」と言われており、習近平指導部も反日姿勢を継承せざるを得ないからです。そのため、日本は中国との戦いにおいて有利な立場にあります。日本は事実をもとに、落ち着いて中国を追い詰めていくことができるのです。

日本の戦略は中国の国内向けプロパガンダに対して攻勢を仕掛けること

中国は国内向けのためにプロパガンダ戦を仕掛けているため、ある意味で中国側は傷ついていると言えます。そのため、日本はそこを突いていくことが重要です。中川氏は、「日本は中国の傷口をどんどん突いていけばいいのです」とアドバイスしています。

以上が、専門家の解説に基づく中国の処理水に関する印象操作についての情報です。

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リンク:日本ニュース24時間