「元天才子役のアルコール中毒」- 黒田勇樹の壮絶な人生

黒田勇樹

天才子役として絶大な人気を誇り、現在は舞台演出家として活躍する黒田勇樹(41)が、YouTubeチャンネル「街録ch~あなたの人生、教えて下さい~」にゲスト出演し、過去の人生について率直に語りました。

幼少期から芸能界で躍進した黒田勇樹

黒田勇樹は、父親が有名なロックバンドのギタリストであることを告白しました。赤ちゃんの頃から芸能界入りし、「赤ちゃんモデル」の仕事をしていた黒田は、芸能界が当たり前の環境で育ちました。5歳の時にはNHKの大河ドラマ「武田信玄」に出演し、8歳の時には帝国劇場で舞台デビュー。17歳の時には映画「学校III」で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞するなど、華々しい経歴を築いていました。

天才子役からの苦悩と転機

黒田勇樹は、子役時代は「人のセリフも全部言えた」という才能を持っていました。しかし、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞したことがきっかけで、仕事が減ってしまったと振り返りました。子役から成長した彼は、20歳前後から仕事が難しくなると感じました。「学生役」の需要が減り、枠が少なくなるからです。彼は、仕事の枠に囲まれることなく自由に活躍したいという思いから、28歳の時に俳優以外の仕事も経験し始めました。

アルコール中毒との闘い

一度は俳優を辞めようと思った黒田勇樹は、若い頃からの飲酒習慣が原因でアルコール依存症になってしまいました。彼は朝まで飲むことが当たり前だったため、長年にわたって飲酒ペースが身についてしまったのです。しかし、健康診断で引っかかり、医師から「限界が来ているからやめなさい」と指摘を受けたことがきっかけで禁酒を決意しました。3年間の禁酒生活を送ることで、体調の回復に努めました。

現在の黒田勇樹

現在は一児の父としても活躍している黒田勇樹は、役者と制作側の両方を経験しています。自身が演出する立場になったことで、仕事の幅も広がりました。彼は現在の仕事に満足しており、「人間の世界を表現する仕事だから、人間の世界を経験したことがとても良かった。自分の演技や台本も豊かになりました」と語っています。

黒田勇樹の人生は、幼少期から芸能界のトップにいた頃から現在までの苦悩や転機が詰まっています。彼は自身の経験をもとに、幅広い役者としての活動を続けています。私たちは彼のこれからの活躍に期待を寄せつつ、その人生を応援していきましょう。

日本ニュース24時間による記事掲載。