先日、ポーランドはサーブとの契約を締結し、早期警戒管制機（Saab340 AEW&C）を手に入れることが決まりました。ところが、驚くべきことに、契約締結からわずか2ヶ月でサーブはポーランド空軍向けの機体を披露しました。ブラスザック国防相も「数ヶ月以内に国内に配備される予定」と述べており、ポーランド空軍にとっては非常に短い納期での入手となります。
ポーランド空軍の期待が高まる短納期
ポーランドのブラスザック国防相は7月に「Saab340 AEW&Cの供給契約を締結した」と発表しましたが、サーブは早くも29日にポーランドに引き渡す機体を披露。そして、「このスピード感はサーブが継続的にAEW&C関連の生産ラインを維持していることを示しています。このシステムがポーランド軍への納入に向けて急ピッチで進んでいることを誇りに思います」と述べ、多くの注目を集めました。
出典：Mariusz Błaszczak
契約締結からわずか2ヶ月でポーランド軍向けの機体が登場したことは驚きです。ただし、この機体はアラブ首長国連邦が「GlobalEyeシステム搭載のGlobal6000導入」に伴って手放した「Erieyeシステム搭載のSaab340」と推定されており、サーブが保管していたものを「ポーランド軍向けに調整している」とのことです。
短納期での入手が期待される早期警戒管制機
ポーランドのブラスザック国防相も「数ヶ月以内に国内に配備される予定だ」と述べており、ポーランド空軍が発注から1年以内に早期警戒管制機を手に入れる可能性が高まっています。このような中古機の入手スピードは非常に短納期であり、驚くべきことです。
ポーランドはこれまで大幅な軍備拡張を進めてきましたが、今回も早期警戒機を調達することとなりました。ポーランドの軍事力の向上により、地域の安全保障が一層強化されることが期待されます。
※アイキャッチ画像の出典：Saab
