ハンガリーとラインメタルがパンター生産で合意? 開発費もハンガリー負担か

ハンガリー政府とラインメタルがパンターの生産に合意し、注目を集めています。ハンガリーはすでに新型戦車の開発費を負担しており、現地で生産されたパンターを調達する予定のようです。

パンターの価格について

ドイツのハンデルスブラット紙によると、パンターの価格は約1,500万ユーロ程度と予想されています。この情報は、国営放送の番組「Inside Rheinmetall: Zwischen Krieg und Frieden」の内容に基づいています。番組内でラインメタルのCEOが「パンターの量産準備には約15ヶ月ほど必要で、ハンガリー政府がその費用を負担している。ハンガリーが最初にパンターを調達することになる」と述べていたそうです。

Rheinmetall
出典:Rheinmetall Defence/CC BY-SA 4.0

パンターの開発と法廷闘争

パンターの完成には、オリジナルの車体開発が必要とされています。これは、KMWとの法廷闘争に関連している可能性が高いです。ラインメタルはレオパルト2A4の車体をパンターに流用しようとしましたが、KMWはこれに反対し、権利の侵害と主張しています。現在のままではパンターの販売ができないため、オリジナルの車体開発が必要となっているようです。

ハンガリー政府の契約について

ハンガリー政府がパンターの調達をするかどうかはまだ正式に契約が締結されていないため、計画が頓挫する可能性もあります。ただし、ラインメタルの公式アカウントが北ドイツ放送の報道を投稿しており、海外メディアもこのニュースを報じているため、事実だと考えられます。

ハンデルスブラット紙はパンターの価格が最新のレオパルト2よりも安価であることに注目しています。ただし、現時点ではまだこれらの情報が確定しているわけではありません。

以上が、ハンガリー政府とラインメタルがパンターの生産で合意したというニュースの概要です。詳細な契約内容や開発の進捗については今後の報道に注目です。

※アイキャッチ画像の出典:Rheinmetall

Source link: 日本ニュース24時間