TBS「世界ふしぎ発見！」レギュラー放送が終了へ―草野仁の感謝の言葉

TBS系で驚異の38年間にわたり続いてきた長寿番組「日立世界ふしぎ発見！」（土曜午後9時）が、来年3月をもってレギュラー放送を終了することが6日、発表されました。しかし、その終了に対して主要なMCである草野仁（79）は、この番組が彼にとって天職であったことを痛感しています。

番組の歴史と魅力

「世界ふしぎ発見！」は1986年4月19日にスタートしました。今年4月には38年目で初めてMCが交代し、草野仁から石井亮次（46）へとバトンタッチが行われました。草野はクイズマスターとして残り、番組はさらなる進化を遂げました。

番組は170以上の国と地域を訪れ、多くのタレントが務める中で人気を獲得してきました。特に、個性的な出演者や「ミステリーハンター」と呼ばれるリポーター、そしてマスコットの「ヒトシ君人形」「スーパーヒトシ君」は、視聴者からの支持を集めました。

草野仁の感謝の言葉

草野仁は、「世界ふしぎ発見！」が終わることになったことに対して、次のようにコメントしています。

いつも番組をご覧くださり、本当にありがとうございます。1986年4月19日に出航したTBS「世界ふしぎ発見！」が、来年3月をもってその驚異的な長さの航海を終えることになりました。38年間という放送の歴史でも傑出した長寿番組に徹頭徹尾関わらせていただけたことは放送人にとっては言うまでもなくかけがえのない財産です。

振り返ると、草野は最初はエンターテインメント番組の司会は自分には無理だと考え、オファーを断るつもりでした。しかし、スタッフの熱心な説得により、彼はこの仕事に取り組むことを決意しました。最初の頃は苦戦の連続でしたが、徐々に慣れていき、この仕事が自分にとって天職であることに気付いたのです。

そして、彼は37年間も初代司会者として番組を続けることができました。これは奇跡と言っても過言ではありません。番組はレギュラー放送という形を終えますが、特番としても今後もオンエアされる予定です。引き続き、番組へのご支援を賜れれば幸いです。

黒柳徹子と石井亮次のコメント

黒柳徹子も番組終了に対し、次のようなコメントを寄せています。

なんて人間は欲張りでしょう。37年半も、放送が続いてきたのに、「え？！終わっちゃうの？」という言葉が、飛び出しました。私は、『世界ふしぎ発見！』が大好きでした。学校時代、ちゃんと勉強してなかった歴史が、仕事で出来るんですから、こんなにありがたいことはありませんでした。でも、特番として放送されるというので、それは、またそれで、楽しみです。ふしぎ発見が、どんな形でも、続きますように！！

石井亮次も、視聴者への感謝の言葉を述べています。