米国のトランプ前大統領とのつながりを持つ民事詐欺訴訟で、トランプ氏の長女であるイバンカ氏が証言しました。この訴訟は米ニューヨーク州司法長官が起こしたもので、トランプ氏の他、息子2人も被告となっています。
司法長官側の焦点はドイツ銀行との融資交渉に
司法長官側は、イバンカ氏に対してドイツ銀行によるトランプ一族のゴルフリゾートへの融資案件について尋問しました。この融資は訴訟の重要な要素であり、司法長官は財務諸表の改ざんなどを主張しています。イバンカ氏はトランプ氏の資産価値の水増しに関しては関与していないと主張しており、トランプ氏は保証人として融資条件を有利にすることに成功しました。
イバンカ氏のペントハウスにも注目
イバンカ氏はニューヨーク市にあるパークアベニューのペントハウスについても尋問を受けました。訴訟では、財務諸表上での資産価値が誤って高く評価されていると主張されています。イバンカ氏は自身が購入オプションを持っていたものの、その価値が父親の財務諸表に組み込まれたかどうかは知らないと答えました。イバンカ氏の証言は兄弟の証言と一致しており、明細の作成には兄弟が情報提供を行っていました。
この訴訟の公判では、トランプ氏一族を含む25人が証言台に立ちました。司法長官は損害賠償とトランプ氏の事業認可取り消しを求めています。訴訟の行方が注目されます。
※この記事は日本ニュース24時間提供のものです。
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