韓日外相 慰安婦訴訟判決巡り議論=朴氏「尊厳回復へ努力を」

Image

韓国の朴振(パク・ジン)外交部長官は、日本の上川陽子外相との会談で、韓中日外相会談における慰安婦訴訟の判決について議論が行われました。この判決は、旧日本軍の慰安婦被害者への損害賠償を命じるもので、日本政府はこれに強く反発しています。

新たな発言とスタンスの表明

日本政府は、この判決を国際法違反だと主張し、韓国政府に対して是正のための措置を求めています。上川氏は、この会談で朴氏に日本政府の立場を伝えました。一方、朴氏は「2015年の(韓日の)慰安婦合意を両国の公式合意として尊重している」と述べ、政府のスタンスを改めて表明しました。

努力と未来志向的な関係の模索

韓国外交部の当局者によると、朴氏の発言は、被害者の名誉と尊厳の回復のために両国が努力する必要があり、韓日が今後も建設的かつ未来志向的な関係を模索するためにも努力しなければならないという趣旨でした。

慰安婦合意と解決への取り組み

15年末の韓日慰安婦合意には、日本政府による謝罪や10億円の賠償拠出など、被害者の名誉と尊厳の回復のための事業を行うことが含まれています。これにより、慰安婦問題が最終的かつ不可逆的に解決されたとされています。

一方で、日本側は1965年の韓日請求権協定や同合意により慰安婦問題は解決済みであり、今回の判決は国際法違反であると主張しています。

韓日協力と先端技術分野での連携

この会談では、韓日、韓米日による先端技術分野での協力や韓日領事当局の協力などについても話し合われました。両外相は、国連など多国間外交の場で一致した対応を取るため、引き続き意思疎通を図ることを確認しました。また、韓日中首脳会談の早期開催も合意されました。

この会談は予定の1時間を約30分超える長時間になりました。両外相が韓日協力に関する評価や今後の方向性について詳しく語ったためです。

Source link: 日本ニュース24時間