安藤忠雄さんの勇気と建築への情熱

安藤忠雄さん
写真・河村道浩

建築家の安藤忠雄さん(82)は、プロボクサーの道を諦め、建築に転身しました。彼はがんとの闘いも経験し、その勇気と建築への情熱について語りました。

一病息災

安藤忠雄さんが「一病息災」というテーマで病気や心身の不調に向き合った経験を語ります。彼は、2009年に健康診断で「胆のうが腫れている」と指摘され、その後の検査で十二指腸乳頭部にがんが見つかりました。十二指腸と胆管を摘出する手術を受けた彼は、突然のがん告知に言葉を失いました。

膵臓がんのイメージ
写真・河村道浩

膵臓の全摘手術への葛藤

膵臓がんは治療が難しく、早期の段階でも他の臓器に転移しやすいと言われています。安藤さんも膵臓のがんが見つかり、主治医から膵臓の全摘手術を提案されました。しかし、手術後の生活について不安がありました。主治医に尋ねた安藤さんの率直な疑問に、「膵臓の全摘手術は成功例よりも失敗例が多いです。しかし、安藤さんが元気になって、見本になってほしい」という答えが返ってきました。

闘いの精神

私たちは安藤忠雄さんの経験から多くのことを学ぶことができます。彼は高校時代にプロボクサーとしてデビューしましたが、自身の才能の限界を悟り、建築の道を選びました。彼の体力には自信がありましたが、がんとの闘いに直面した時、彼は腹をくくりました。「ないものはないなりにやっていくしかない」と。

安藤忠雄さんの勇気と建築への情熱は、私たちに示唆を与えてくれます。彼の闘いはまだ終わっていませんが、彼の建築作品は今もなお多くの人々に感銘を与えています。

安藤忠雄さんの素晴らしい人生と建築への情熱に触れることができたことは、私たちにとって貴重な経験です。

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