習近平政権の「迷走」、経済の司令塔が再交代

習近平政権の「迷走」、中国経済の司令塔が再交代

中国では厳しい新型コロナウイルス対策に対する「白紙運動」が発生し、経済の司令塔である習近平政権が迷走しています。さらに、先月急死した李克強前首相の「追悼ムード」も習政権には予想外の人気をもたらしました。中国国内では李氏の故郷である安徽省で多くの人々が訪れ、半旗が掲げられました。

習政権の内部で何かが起きていることは明らかです。何立峰副首相が突然、金融や経済政策の担当に任命されました。評論家の宮崎正弘氏によると、中国経済は不動産部門の悪化や太陽光パネルの衰退など多くの課題に直面しており、「中国経済崩壊」の危機が迫っていると言います。

一方で、中国政府は国防相や外相、ロケット軍幹部の失脚を隠蔽するため、台湾海峡で軍事演習や領海侵犯を繰り返しています。このような情勢の中、習近平国家主席は中央金融工作会議を開催し、金融や経済政策のかじ取りを何副首相に委任しました。

何副首相は習近平国家主席との関係が深く、習氏の結婚式にも出席しています。何氏は経済に関する専門家であり、経済政策への理解も深いと言われています。しかし、一部の評論家は何氏の出世過程について「習氏べったり」と指摘し、彼の能力には疑問符を投げかけています。

中国経済の未来は不透明ですが、何立峰副首相のリーダーシップに期待が寄せられています。続報にご期待ください。

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