「情けない」「恥ずかしい」下村博文氏、生稲晃子氏に応援され渋い顔…裏金議員が“1年生”にすがる悲しき末路


【写真あり】生稲晃子氏に応援される下村博文氏

 自民党内部の焦りをこのように語るのは、ベテランの政治担当記者だ。

 10月27日投開票の衆院選挙戦で、自民党の苦戦が伝えられている。共同通信社が10月20日、21日に全国の有権者19万人を対象におこなった電話調査と取材から終盤情勢を分析したところ、自民党は単独で定数465議席の過半数233議席を獲得できない可能性が出てきた。公明党も伸び悩んでいることから、自公での過半数確保は微妙な状況だという。

「そのため自民党は、石破茂首相、岸田文雄前首相、麻生太郎党最高顧問、小泉進次郎選挙対策委員長などの幹部クラスはもちろん、参院議員も総動員して応援に回っています。驚いたのは、2022年7月の参院選で当選したばかりの1年生議員、生稲晃子氏も連日のようにベテラン候補者の元に駆けつけていることです」(自民党職員)

 生稲氏のインスタグラムを見ると、10月17日には裏金問題で党の公認を得られなかった下村博文元文部科学相の応援に駆けつけ、下村氏と共に街頭演説をしていた。

「下村氏は1996年の衆院選初当選から9期連続で当選。2021年の衆院選では2位に約3万5千票差をつけています。今回は裏金問題の大逆風が吹いているとはいえ、70歳のベテランが1年生議員の応援を受ける心境は複雑でしょう。生稲氏の演説中、下村氏はずっと渋い表情をしていましたよ」(前出・政治担当記者)

 Xにも《しかし情けない下村博文だ。生稲晃子に縋るとは(苦笑) 安倍派のトップになりかけた男の行く末がこれだ》《自分が情けないだろうなぁ下村さん…》《そんな奴に応援してもらわなあかんのか、下村。恥ずかしいのう》などと、冷ややかなポストが並ぶ。

 だが、生稲氏が応援したのは、下村氏だけではない。下村氏と同じく裏金問題で公認を得られなかった平沢勝栄氏の事務所を激励、公認はされたが比例代表との重複立候補が認められなかった丸川珠代氏の応援でもマイクを握っているのだ。

 こうした“応援行脚”には、「なんちゃって非公認だ」(立憲民主党議員秘書)との批判の声があがるが、自民党本部は黙認している。

「一方、生稲氏は自身の選挙で旧統一教会(世界平和統一家庭連合)との関係が取り沙汰された。こうしたことから、Xには《生稲晃子が応援って、逆効果じゃないの?》《非公認なのに生稲晃子が応援って、有権者なめてんのか》といったポストが殺到していました。ちなみに、久々に報道で取り上げられた生稲氏を見て《北斗晶みたいになってきたな》《見た目だけは議員風になったね》といった意見もありましたね」(社会部記者)

「裏金非公認」が有名無実化した自民党。有権者は、どのような判断を下すのか。



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