首都圏連続強盗事件の指示役26歳は「16歳の時に傷害事件で17歳少年を死なせていた」20歳で少年刑務所を出所 母親は「更生しようと真面目にやっていた」


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「お前ら勝負しろよ」から起きた悲劇

 救急車を呼び、その後、傷害致死容疑で逮捕された少年こそが、12月5日、警視庁に昨年発生した首都圏連続強盗事件の首謀者として逮捕された福地容疑者である。当時16歳でとび職のアルバイトをしていた。

 地元関係者が事件を振り返る。

「その日の夜、福地は地元の不良グループの先輩ら4人と酒を飲んでいた。5人は午前1時ころ、バイクなどに乗って溜まり場となっていたスーパー駐車場に移動。そこに呼び出されたのがA君でした。メンバーの関係者がバイクの部品をA君に売ったものの支払いが滞っているなどという理由でした」(地元関係者)

 集まった6人のうち5人は高校3年生の学年で、福地容疑者だけが1学年下。その後、福地容疑者はAさんと喧嘩して勝負するよう、ある少年から指示された。

「最初2人は手加減した上で喧嘩したふりをしたようですが、やがて先輩たちから『ちゃんとやれ』とけしかけられて、馬乗りになるなど本気の殴り合いをするようになった。30分も殴り合いを続け、最後はA君の方がやられてしまい、土下座させられた」(同)

 しかしその後も無抵抗のAさんに対して、福地容疑者以外の少年も加わって蹴るなどの暴行が続いたという。

「A君は意識を失ってしまったにもかかわらず、先輩たちは救急車を呼ばず、福地に『お前一人でやったことにしろ』と命じて2人を残して帰ってしまった。その後、福地が119番通報してA君は病院に担ぎ込まれましたが、すでに手遅れの状態になっていたのです」(同)



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