イスラエル軍、国連のマーク入り車両を空爆 支援団体の職員兄弟死亡


家族によると、ガザで5年前からUNRWAに勤務していたモハンマド・アブ・エテウィさんとビラルさんの兄弟は、ガザ中部デイルアルバラに避難した住民のために食糧支援を取りに行く途中、運転していたトラックが空爆された。

父のマルワン・アブ・エテウィさんは、「何が起きたのか分からない。電話がかかってきて、ジェット機が彼(モハンマドさん)を爆撃して、兄弟で殉教者になったと告げられた」と語った。デイルアルバラにあるアクサ殉教者病院の遺体安置所で撮影された映像には、2人の遺体が映っていた。

「私の子どもたちは地域の人たちのために働いていて殉教者になった。モハンマドは国連の車両で必要とする人たちのための支援物資を運んでいた。モハンマドは前線にいなかった。戦闘員でもなければ、どことも関係していない」とマルワンさんは訴える。

「これは犯罪を越えた犯罪だ。不幸にも、誰もこの犯罪を止められない。国際法も、世界法もイスラム法も、アラブや欧州や米国の法も存在しないことを、誰も彼に教えない。これは犯罪の極みだ。息子は日が昇ると仕事に出かけて殉教者になった」

UNRWAは、イスラエルのミサイルで車両が攻撃され、職員が死亡したことを確認した。

現場からの映像では、攻撃されたトラックの車体とナンバープレートにUNRWAの文字が見える。運転席も助手席も全焼し、トラックにミサイルが命中した現場の道路も破損していた。



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