「ハラスメント疑惑は甘受しなければ。しかし私が許せなかったのは…」斎藤元彦氏が語った告発文書の問題点《兵庫県知事に再選》


【画像】「文藝春秋」のインタビューに答えた斎藤元彦氏

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ゴルフのアイアンセット「一切いただいていません」

 私は会見で文書の存在に触れ、「業務時間中に『嘘八百』を含めて、事実無根の文書を作って流す行為は公務員として失格です」と述べました。表現の行き過ぎはあったと思いますが、私はあの事実ではない内容がどんどん拡散されることを懸念し、その注意喚起も込めて報道にくぎを刺そうとしたのです。

 文書には、私が県内各地で贈答品を受領していたとする、いわゆる“おねだり”についても書かれています。市川町が特産品にしようと頑張っているゴルフのアイアンセットが私に贈呈されたことになっていますが、一切いただいていません。さらに、加西市にある家電メーカー「千石」の高級コーヒーメーカーももらっていません。パワハラにしても、例えば公用車から20メートル歩かされ、職員を𠮟責したと言われていますが、動線をきちんと確保してほしいと言っただけのことでした。

「文化学術系嫌い」の真相

 文書では、理事長だった故・五百籏頭眞先生に前触れなくお二人の解任を通告したことが、急逝された先生の死因であると書かれていますが、運営担当者は今後の方針を先生に丁寧に伝え、最後には納得していただいているはずです。二人の解任と五百籏頭先生が亡くなったことを結びつけるのはおかしいと思っています。



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