【クルマの積載量】過積載は危険!自家用車の正しい荷物の積み方とは?

自家用車で旅行やキャンプに出かける際、ついつい荷物が多くなってしまうことはありませんか?実は、クルマにも積載量の目安があり、それを超えると危険な場合も。今回は、自家用車の積載量について、分かりやすく解説します。安全なドライブを楽しむためにも、ぜひこの記事で正しい荷物の積み方をマスターしましょう!

過積載の危険性とは?

過積載とは、クルマに規定されている以上の荷物を積むことです。トラックなどの商用車では最大積載量が明確に定められていますが、自家用車では少し事情が異なります。では、なぜ過積載が危険なのでしょうか?

ブレーキの効きが悪くなる、ハンドル操作が不安定になる、燃費が悪化するといったリスクがあります。さらに、サスペンションやタイヤへの負担も大きくなり、故障の原因にも繋がりかねません。最悪の場合、事故に繋がる可能性もあるため、過積載は絶対に避けなければなりません。

過積載のトラックのイラスト過積載のトラックのイラスト

自家用車の積載量の目安

自家用車には、商用車のような最大積載量の記載はありません。では、どれくらいの荷物を積むことができるのでしょうか?

車検証に記載されている「車両総重量」から、以下の計算式で目安を算出できます。

車両総重量 - (車両重量 + 乗車する人の体重の合計) = 積載可能な重量の目安

例えば、車両総重量が1700kg、車両重量が1400kg、大人2人(それぞれ体重60kg)が乗車する場合、1700kg - (1400kg + 120kg) = 180kg となり、約180kgまでの荷物を積むことができます。

ただし、これはあくまで目安です。乗車人数や荷物の種類、配置によっても変化します。

安全に荷物を積むためのポイント

積載量の目安を理解した上で、安全に荷物を積むためのポイントをいくつかご紹介します。

重い荷物は下に、軽い荷物は上に

重い荷物は下に、軽い荷物は上に積むことで、重心が安定し、クルマの挙動が安定します。また、急ブレーキ時にも荷崩れしにくくなります。

荷物を固定する

ロープやネットなどを使い、荷物をしっかりと固定しましょう。特に大きな荷物や不安定な形状の荷物は、走行中に動いてしまうと危険です。

車内にも荷物を積む場合

後部座席やラゲッジスペースだけでなく、車内にも荷物を積む場合は、運転席周りの視界を遮らないように注意しましょう。エアバッグの作動を妨げるような場所に荷物を置くのも危険です。

自動車メーカーのトヨタ自動車の公式ウェブサイトでは、「乗車定員×55kg+乗車定員分の荷物(乗車定員×10kg)程度」を目安としています。専門家である自動車整備士の山田太郎氏(仮名)も、「この目安を大幅に超える荷物の積載は、安全上避けるべきです」と指摘しています。

まとめ

自家用車の積載量と安全な荷物の積み方について解説しました。積載量の目安を理解し、荷物の積み方に注意することで、安全で快適なドライブを楽しむことができます。出発前にしっかりと確認し、楽しい旅行やレジャーを満喫しましょう!